「山を渡る-三多摩大岳部録」は、登山初心者から上級者まで楽しめる、大学山岳部の奮闘を描いた物語です。物語の舞台は伝統ある三多摩大学の山岳部。しかし、部の存続が危機に瀕している状況で幕を開けます。新入部員はたったの3名、しかも全員が女子で、登山経験ゼロ。彼女たちの特徴はというと、体力がなく、ゲームに没頭している者や、山岳文学を好む読書家ばかり。そんな「山ガール」すら名乗れない新入部員たちと、山に情熱を注ぐ上級者たちとの出会いが、どのような物語を紡いでいくのか?彼女たちは果たして「山」の魅力に目覚め、登山部として活動していくことができるのか?その答えは、思わぬ成長と絆の中に見えてきます。
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あらすじ
三多摩大学山岳部は、かつては輝かしい実績を誇る伝統的な部活でした。しかし、時代の流れとともに登山の人気は低迷し、部員数は減少の一途を辿ります。そんな中、今年の春、山岳部に入部したのは、なんと女子3名のみ。彼女たちは、それぞれ異なる個性とバックグラウンドを持っていますが、共通しているのは「登山経験ゼロ」ということ。新入部員の南部真菜(なんぶ まな)は、体力が全くなく、すぐに息切れするタイプ。入間聡子(いりま さとこ)は、理工学部に通うゲームオタクで、運動とは無縁の生活を送っていました。そして、加賀直美(かが なおみ)は、山岳文学を愛する読書家で、実際に山に登ることよりも、文学の中で山を楽しむのが得意です。
このように登山とは無縁の3人が、なぜ山岳部に入ったのか?その理由は意外とシンプル。キャンパスのサークル紹介で「楽しそうだったから」という軽い気持ちで加入してしまったのです。しかし、部員たちにとっては、楽しいだけでは済まない現実が待ち受けていました。
山岳部の先輩たちもまた、個性的なメンバーばかりです。3年生の金田良雄(かねだ よしお)は、登山に関しては生粋の実力者であり、崖登りや本格的な縦走もこなすベテランです。同じく3年生の草場透(くさば とおる)は副主将で、冷静沈着ながらも、部員たちを温かく見守るリーダー的存在。そして、2年生の黒木世都子(くろき せつこ)は山岳部の主将でありながら、少々気弱な一面も持つ頼りなさが魅力的です。
そんな先輩たちは、新入部員たちに登山の基本を教えるために、まずは初心者向けのピクニック登山を計画します。体力ゼロの真菜にとっては、それでもハードな挑戦です。ゲームに夢中な聡子は、最初は自然の美しさに興味を示さず、どこか浮いている存在。文学少女の直美も、実際の山の厳しさに直面して怯える場面が続きます。しかし、彼女たちは次第に、山での経験を通じて自分自身の限界に挑み、新たな世界に目を向けるようになります。
やがて、部活動はピクニック登山から本格的な縦走やクライミングへとステップアップしていきますが、学生ならではの金銭的な問題や、体力的な限界に直面することもしばしば。その度に、先輩たちのサポートや、仲間同士の絆が試されます。
特に、山岳部を象徴するような厳しい崖登りのシーンや、夜の山小屋での語らいの場面は、読者に深い印象を与えるでしょう。また、登山というスポーツが持つ「一歩一歩進む」ことの大切さや、「自然との対話」というテーマも、物語全体に流れる重要なメッセージとして描かれています。
「山を渡る-三多摩大岳部録」は、ただの登山物語ではなく、仲間と共に成長し、困難を乗り越えていく大学生たちの青春群像劇です。登山を知らない人でも楽しめる描写が満載であり、また実際に登山をしている人にとっては共感できるポイントも多いはず。登山の魅力と、仲間との絆を丁寧に描いたこの作品は、読者に新たな世界観を提供してくれることでしょう。
登場人物
南部真菜(1年生)
体力が全くない虚弱な少女で、すぐに息切れしてしまうほどの運動音痴。登山のような体力を要する活動には全く向いていない彼女が、どうして山岳部に入ったのかは、読者にとっても謎に映ります。しかし、その純粋な姿勢や前向きな性格が、徐々に部活動に新たな風を吹き込みます。
入間聡子(1年生)
理工学部に所属する1年生で、ゲームが大好きなオタク気質の女子。体を動かすことにはあまり関心がなく、登山よりも自室でゲームに没頭する方が性に合っているタイプです。しかし、山岳部に入ってからは、ゲームとは異なるリアルな冒険に向き合う中で、新たな自分を発見していく過程が描かれます。
加賀直美(1年生)
山岳文学を愛する1年生の読書家。彼女にとって「山」はあくまで文学の中で楽しむものという考え方が強く、実際に山に登ることには慣れていません。しかし、登山の過酷さを体験しながらも、文学で培った知識や感性を生かして仲間たちを支える姿が印象的です。
金田良雄(3年生)
実力派の登山家であり、崖登りや本格的な縦走をこなすベテラン。彼の経験と知識は、初心者の新入部員たちを引っ張る力となります。
草場透(3年生)・副主将
冷静かつ頼りになる存在。彼は柔軟な思考で部員たちをサポートし、時には部全体のまとめ役としての役割を果たします。
黒木世都子(2年生)・主将
少し気弱な一面を持ちながらも、部のリーダーとして奮闘する姿が描かれます。頼りない部分もありながら、彼女なりの方法で部員たちをまとめ、困難に立ち向かうシーンが物語のアクセントとなっています。
山を渡る-三多摩大岳部録-は無料で読める?
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山を渡る-三多摩大岳部録-は完結している?
漫画『山を渡る -三多摩大岳部録-』は、2024年現在も連載中で完結していません。2024年10月に最新刊である第7巻が発売され、物語は三多摩大学山岳部の夏合宿がクライマックスを迎えています。登山初心者だった1年生たちが着実に成長し、北アルプスを舞台にさらなる挑戦が続いている様子が描かれています。まだ物語の結末には達していないようで、続巻も非常に楽しみですね!
山を渡る-三多摩大岳部録-の作者について
漫画『山を渡る-三多摩大岳部録-』は、登山をテーマにしたユニークな大学生活を描く作品として、じわじわと注目を集めています。作者の空木哲生(うつぎ てつお)先生は、登山や自然に強い関心を持つだけでなく、登山者ならではの目線で描かれていることが多く先生自身も登山家なのではないかと言われているほどです。登山の厳しさだけでなくその魅力や達成感、さらには初心者が感じる戸惑いや挑戦のプロセスをリアルに表現していて、非常に感性の豊かで確かな実力のある漫画家の先生です。
この作品が特に注目されている理由の一つは、登場人物たちの「登山初心者からの成長」を描いている点です。登山を経験したことがない人でも感情移入できるように描かれているため、幅広い層に支持されています。また、学生ならではの金銭的な問題や、仲間との絆が丁寧に描かれており、リアリティと共感が大きなポイントになっています。
さらに、作者が描いている作中に登場する山々は実在の名峰であり、特に「北アルプス」や「槍ヶ岳」など、登山者にとっての憧れの場所が舞台となっているため、登山愛好者にも興味を引いています。また、登山だけでなく、山ご飯や装備のパッキング、天候との戦いといった、登山の全体的な体験を描いている点も他の作品にはないユニークな要素です。
こうした多くの要素が重なり、登山愛好者と一般読者の双方から評価されており、リアリティのある登山描写や登場人物の成長が今後も話題になることでしょう。
まとめ
『山を渡る-三多摩大岳部録-』は、登山初心者からベテランまで楽しめる大学山岳部を描いた作品です。伝統ある三多摩大学山岳部が、新入部員3名全員が女子で登山経験ゼロという状況で始まります。仲間と共に登山を通じて成長していきます。ピクニック登山から本格的な登山まで、彼女たちの成長が物語の中心です。物語は学生特有の金銭的な問題や友情、山での厳しい経験をリアルに描き、多くの共感を呼んでいます。
また、本作に関しては無料で全巻読めるサイトは確認できませんでした。しかし、ebookjapanなど様々なサイトやアプリでお得に購読が可能ですので是非読んでみてください。
それでは、よい漫画ライフを!